長くブログやメルマガで情報発信していると、雑誌などのメディアの取材や講演の依頼、商品やサービスの紹介依頼などが入ってきたりします。

私も昔経験があるのですが、初めてこのような依頼を受けると、ついつい嬉しくなって、自分が情報発信している内容とはあまり関係しないサービスを紹介してしまったりすることがあります。これは実はお互いの足を引っ張り合うことになることがありますので注意が必要です。最近では情報発信内容とズレている場合ははっきりと断るようにしています。

逆にお互いがWin-Winの関係になる提案を受けた場合、シナジー効果が生まれ、1+1が3にも5にもなります。

本記事では「7つの習慣」の中の「第6の習慣 相乗効果を発揮する」という習慣に関連付けて、マイルという殻を破って活動を広げていくことを考えていきます。

シナジー効果を出すというのはビジネスの世界でもよくきく話です。お互いに強みをもっているもの同士が提携して、不足分を補ってビジネスを拡大していく場合はシナジー効果が発揮されます。

例えば、AppleとIBMがiPhoneやiPadの法人向け業務利用について提携したのは非常にいいシナジーが生み出されたと思います。戦略的な提携です。

逆にお互いに強みがない状態で苦し紛れに提携した場合はシナジー効果が発揮されません。(あくまで個人的な意見ですが、)DeNAと任天堂の提携はかなり苦し紛れの提携だったのではないでしょうか。一発逆転を狙った提携と考えざるを得ませんでした。

シナジー効果は企業と企業という大きい話だけではなく、個人と個人、個人と個人事業という小さな単位でも十分に発揮することが可能です。

当サイトではマイレージに関する情報発信を行っています。サイトとしても力がついてきて、ブログ読者、メルマガ読者も増えてきていますので、シナジー効果を出す活動も徐々に始めています。

私から話を持ちかけることもありますし、ご提案をいただくこともあります。提案するときは、自分のメリットがあるだけではもちろん意味がなくて、相手のメリットをどれだけ提案できるかがポイントになります。

例えば、私が今いただいている提案は「英会話」です。英語教育ビジネスをされている方から提案をいただいています。マイレージと英語圏への海外旅行は当然つながりがあります。英会話との相性はいいと思うので、積極的に検討していくつもりですが、1+1=2ではシナジー効果とは言えないので、1+1=5になる方法がないかを模索しています。

他にもどんどんご提案いただければ検討します。その際に、今すぐにではなくても、将来的にWin-Winになる可能性を感じる提案でもOKです。遠慮せずにどんどんご連絡ください。

何か1つのことで強みをもつと、ようやく他の強みをもった人とシナジーを生み出す話をすることができます。強みを持たない人はシナジー効果は発揮できません。必ずどちらかが足を引っ張り、Win-Winの関係にはなり得ません。

シナジーの力を利用すると、活動の幅が確実に広がるので、積極的に取り組んでいくといいでしょう。

次回は「マイレージ活動のベースをつくるために大切なこと」という話をします。7つの習慣のうち「第7の習慣 刃を研ぐ」に関連した話です。7つの習慣の最終回となります。

  • ポイントサイトの友達紹介は気が引けてしまいます。
  • ポイントサイトの価値を紹介したい人が分かってくれません。自分の紹介の仕方が悪いのでしょうか?

メルマガ読者の方とコミュニケーションをしていると、このような相談を受けることがたびたびあります。友達紹介は考え方を間違っているとなかなか成功しません。

本記事では「7つの習慣」の中の「第4の習慣 Win-Winを考える」という習慣に関連付けて、友達紹介を成功させる行動について考えていきます。

7つの習慣

7つの習慣のうち、第1の習慣から第3の習慣までをマスターしただけでもある程度の私的成功はします。ANAマイル貯め方 -基本編-を黙々とこなしていけばマイルは十分に貯まります。周囲の人とコミュニケーションする必要もありません。

しかし、第4の習慣から第6の習慣はあなた一人が成功すればいいというわけではありません。周囲の人とコミュニケーションをして、あなただけではなく、周囲の人も成功させる行動をとる必要があるのです。

ポイントサイトの友達紹介こそがあなたも成功して相手も成功する行動です。
7つの習慣の中のWin-Winの関係にあたります。

あなたと相手との関係が「Win-Lose(あなたがマイルを貯めて相手はマイルが貯まらない)」「Lose-Win(あなたはマイルが貯まらないが相手はマイルが貯まる)」「Lose-Lose(あなたも相手もマイルが貯まらない)」ではいけません。絶対に「Win-Win(あなたも相手もマイルが貯まる)」であるべきです。

友達紹介を制するものはマイレージを制するで説明した通り、友達紹介をすると、あなたにも相手にもポイントが入る仕組みになっています。この仕組みこそがWin-Winの関係になる仕組みなのです。

メルマガ読者から「友達紹介をするのは気が引ける」という相談を受けることがありますが、これは友達紹介の仕組みを理解しておらず、友達紹介がWin-Winの関係になることを知らないからではないでしょうか。
但し、友達紹介をする相手に対して、あなただけが得をして、相手が損をするようなポイントサイトの使い方を勧めた場合、「Win-Lose」の関係になってしまいます。このような行動を繰り返すと、周囲の人を不幸にしますし、あなたも幸せにはなりません。

正しく友達紹介をして、友達紹介が成功すれば必ずあなたと相手はWin-Winの関係になります。ところが、ポイントサイトに登録する明確なメリットをどんなに説明しても、友達紹介が成功しないことがよくあります。

これは
「ポイントサイトの価値を紹介したい人が分かってくれません。自分の紹介の仕方が悪いのでしょうか?」
という相談をしてくる人の悩みです。

相手にとって明確なメリットがあるにも関わらず友達紹介が成功しない大きな原因は、
あなたの信頼残高が少ない
ことが挙げられます。

信頼残高とは信用力の貯金のようなものです。もう少し分かりやすく説明すると、「相手がどのくらいあなたを信用しているか」です。

人はそれぞれ信頼口座をもっていて、銀行の預貯金と同じように口座に信頼を預けたり、引き出したりしています。

預け入れ(信頼残高が増える) 引き出し(信頼残高が減る)
約束を守る 約束を破る
親切であり礼儀正しい 不親切であり無礼な態度
期待に応える 期待を裏切る
謝る、謙虚な言葉 謝らない、傲慢な態度
人の悪口を言わない 表裏がある(陰口を言う)

普段から預け入れの行動をとっていると、あなたは信頼されます。これが信頼残高が高い状態です。信頼残高が高い状態でポイントサイトを友達に紹介すると、100%近い確率で成功します。

実はポイントサイトのメリットをくどくどと説明する必要はありません。
「あなたが言ってることだから信用できることだろう」
と思ってもらっている状態です。

リアルの友達に対しては普段から信頼残高を高める行動をとるように意識しておけば、自然と信頼残高が高くなるので、ポイントサイトの友達紹介は非常に簡単です。まずは誠実であることが重要ですね。

難しいのはオンライン(ブログやメルマガ等)で友達紹介する場合です。オンラインで信頼残高を増やすのには時間がかかります。

Googleなどの検索エンジンで検索して見つけた情報を発信している人をすぐには信用できませんよね?

だから私はブログやメルマガを通して、役に立つ情報、ためになる情報を日々発信をしたり、メルマガ読者の相談にのったりして、信頼残高を増やしています。

私はメルマガ読者の方に

  • なぜこれだけの情報を無料で公開しているのですか?
  • 有料にしてもいいんじゃないですか?

というコメントをよくもらいます。

私はブログやメルマガで丁寧に情報を発信を発信して、時間をかけて信頼残高を貯めているのです。

長くブログやメルマガを購読いただいている方に対しては、信頼残高が高い状態です。
何か有料の企画を打ち出しても参加してくれる人は多いでしょう。どちらかというと、ある程度参加人数を絞りたい場合に有料にします。無料にすると1000人参加してくれそうな企画でも、有料にすると100人くらいに絞ることができます。さらに高額にすると10人くらいに絞ることも可能です。

Win-Winの関係を築くためのベースとなる状態が「信頼残高の多い」状態なのです。この状態を保ってさえいれば、ポイントサイトの友達紹介をしても、有料の企画を提案しても成功します。信頼残高が高い状態は、「情報」に価値を感じてくれている状態というよりも、「人」に価値を感じてくれている状態です。

次回は「モテる人の行動からマイルを貯める方法を学ぶ」という話をします。7つの習慣のうち「第5の習慣 理解してから理解される」に関連した話です。

あなたがマイルをうまく貯めることができないとしましょう。

もしそんなとき、あなたはどう考えますか?

  • マイルを貯める手法が難しいからだ
  • 年齢が若くなくてパソコンが苦手だからだ
  • 育児が忙しくて時間がないからだ
  • 海外に住んでいて実践できないからだ

これは全部、メルマガ読者の話を聞いたときにでてきた実際の発言をメモしたものです。

本記事では、「7つの習慣」の中の「第1の習慣 主体性を発揮する」という習慣に関連付けて解決していきましょう。

7つの習慣

  • 第1の習慣 主体性を発揮する ←今回の記事はここ
  • 第2の習慣 目的を持って始める
  • 第3の習慣 重要事項を優先する
  • 第4の習慣 Win-Winを考える
  • 第5の習慣 理解してから理解される
  • 第6の習慣 相乗効果を発揮する
  • 第7の習慣 刃を研ぐ

最初が肝心とはよくいったもので、7つの習慣の中でも第1の習慣は残りの習慣を形成する上でもベースとなる習慣です。

普段から主体性がない考え方や行動をしている人は、何かできない理由を周囲の人や周囲の環境のせいにする傾向があります。これは普段から発する言葉にもよく現れます。

受身的な言葉 主体的な言葉
~をしろと言われればする 私がする
私はそういう人間だ 私はもっとうまくできる
私にできることはない 私に何ができるかを考えよう
~しないといけない ~する
無理だ 何か方法があるはずだ

あなたは普段どちらの発言をよくしますか?

主体性を身につけ、そのように行動すると自分だけではなく、周囲にもいい影響を及ぼします。
実は周囲の人を幸せにするためには、まず自分自身が変わるところからスタートするしかないのです。自分が置かれた環境をいきなり変えることはできません。自分が置かれた環境の中で自分が何ができるかを考え行動することでしか、周囲を変えていくことはできないのです。

はじめに紹介したマイルを貯めることができない理由はすべて受身的な発言です。これを主体的な発言に変えるとどうなるでしょうか?

受身的な言葉 主体的な言葉
マイルを貯める手法が難しいからだ 分からないところは質問してみよう。Googleで検索して調べてみよう。
年齢が若くなくてパソコンが苦手だからだ 本を買ってパソコンをゼロから勉強してみよう
育児が忙しくて時間がないからだ 1週間の行動を書き出してみて時間がつくれないか考えてみよう
海外に住んでいて実践できないからだ 海外に住んでいても実践できる方法を調べてみよう。日本に帰国したときを狙って対策ができないか考えてみよう。

主体的に考えるか、受身的に考えるかは意識の問題です。但し、この意識を変えるためには訓練が必要です。

マイルも主体的に貯めるか、受身的に貯めるかで随分結果が変わってきます。自分で行動しなければ、マイルを貯めることはできません。周囲の人がマイルを貯めさせてくれるという巧い話は絶対にありません。

どちらの行動を選択するかは結局あなた次第です。

次回は「マイルを貯めるモチベーションを保つ方法」について話をします。7つの習慣のうち「第2の習慣 目的を持って始める」に関連した話です。