2015年10月、ANA50,000プレミアムポイントを達成し、プラチナサービスの権利を取得しました。同時にSFC(スーパーフライヤーズカード)の権利も獲得しました。晴れてANA上級会員となります。
仕事で飛行機をほとんど利用しないため、プラチナ維持は困難ですが、目的だったSFCは維持していきます。
私、Mr.マイラーのSFCとの出会いから達成までの物語をまとめましたので、読み物としてご覧ください。
-
【目次】
- 1.日常のマイレージ生活
- 2.SFCとの出会い
- 3.SFC修行なんてしたくない
- 4.SFC取得の光明が見える
- 5.SFC取得プラン作成
- 6.計画が狂う
- 7.SFC修行にチャレンジ
- 8.SFC取得
1.日常のマイレージ生活
私が陸マイラー(飛行機に乗ってマイルを貯めるのではなく、他のポイントからマイルに交換してマイルを貯める人)になって、まだ2年くらいしか経過していません。
昔はマイルを貯める方法としては
- 飛行機に乗って貯める
- 航空会社関連のクレジットカードでショッピングをして貯める
この2つしか知りませんでした。
しかし、ソラチカカードとの出会いをきっかけに陸マイラー生活がスタートします。ソラチカカードと出会った頃には、すでにポイントサイトは活用していて、毎月ポイントは貯めていましたので、ソラチカカードの特典ルートに乗せて、毎月ANAマイルへ交換するだけでした。
その後、毎月18,000ANAマイルが貯まるようになり、生活がガラリと変わりました。羽田空港がぐっと身近な存在になり、新幹線を利用していた移動も、飛行機での移動を検討するようになりました。
私が読者の方に提案している「好きなときに好きなだけ空を飛ぶLifeStyle」は実現したことになります。
これはこれで何の不満もなく、十分満足でした。ところが・・・
2.SFCとの出会い
頻繁に飛行機に乗らなかった時は、まったく気にもしなかったことにある時、気づきます。
いつものように空港で保安検査場を通過後、搭乗するのを待っていたときのこと。
(正確ではありませんが、ニュアンスはこんな感じ!)
これまで気にしたこともなかったこの優先搭乗のアナウンスが耳にとまります。このアナウンスの後、ぞろぞろと人が搭乗口を通過していきます。(おもにスーツを着た人が)
という疑問がわいたことがSFCを知ったキッカケです。
ANAにはダイヤモンド、プラチナ、ブロンズという3種類の上級会員制度があって、様々な優遇特典があることを知りました。そして、これらの資格は、前年のプレミアムポイント数によって決まると。さらに、プラチナになると、スーパーフライヤーズカードをつくる権利が取得できて、スーパーフライヤーズカードは年会費さえ払っておけば、毎年プレミアムポイントを貯めなくてもステータスを継続できると。
調べれば調べるほど、スーパーフライヤーズカードが欲しくなっていきました。
魅力を感じたSFC特典はたくさんあります。
- ANAラウンジの利用
- 座席クラスのアップグレード
- プレミアムエコノミーへの変更
- 国内線座席指定の優先
- 空席待ちの優先
- 国際線特典航空券の優先
- 手荷物受け取りの優先
- 優先チェックインカウンター利用
- 羽田空港駐車場の優先
とにかく優先のオンパレードです。
ところが・・・
3.SFC修行なんてしたくない
プラチナになるために必要なプレミアムポイントは50,000ポイント。50,000プレミアムポイントを貯めるのはかなり大変で、プレミアムクラスで羽田-沖縄を10往復くらいしないと貯まりません。
と思って、効率的なプレミアムポイントの貯め方をネットで検索して探していると、何やら気に慣れない言葉が。
どうやら、スーパーフライヤーズカードの権利を得るためだけに、50,000プレミアムポイントを貯める行為をSFC修行というらしいです。このような人たちのことを修行僧とも。修行という名称がついたのは、楽しくなくて、大変な行動だからでしょう。
先人たちは資金効率がいい経路を研究されていました。海外も行程にいれて、羽田-那覇-シンガポールを移動してみたり、国内限定なら、羽田-那覇-石垣を移動してみたり。しかも、宿泊するわけでもなく、ただ、飛行機に乗りつづけるという、まさに修行というに相応しい行為です。
たしかにSFCには魅力を感じますが、SFC修行をしてまで、SFCを取得したいとはなかなか思えませんでした。というわけで、一度はSFC取得を諦めました。
4.SFC取得の光明が見える
一度は諦めたSFC取得ですが、2014年末にあるキッカケが。
ここでは詳しく書けませんが、家庭の事情で、半年くらいの間、2週間に一度のペースで羽田空港と山口宇部空港を往復しなければならなくなりました。
SFCに出会ってなかったら、普通に特典航空券を使って往復していたと思います。しかし、SFCに出会っていたので、SFC取得のチャンスと思うことができました。
5.SFC取得プラン作成
SFC取得は計画がすべてですので、2014年中にしっかり「日程」と「経費」を確認しました。
まず、何度、搭乗する必要があるのかですが、ANAの株主優待券でプレミアムクラスを利用するとすると、羽田空港-山口宇部空港は片道でプレミアムポイントが1,675ポイントです。
つまり50,000プレミアムポイントを達成するためには、15往復する必要がありました。1月からスタートするとして、50,000プレミアムポイントに達するのは8月中旬くらいになる計算です。
日程的には十分にいけると判断することができました。
次に経費についてですが、すべてこれまでに貯めたマイルで賄うことができないか計算しました。ANAワイドゴールドカードの特典を利用すると、1マイルを1.6スカイコインに交換することができます。しかも、30,000プレミアムポイントを超えた時点でブロンズ事前の権利を獲得できるので、1マイルを1.7スカイコインに交換できるようになります。
羽田空港-山口宇部空港はプレミアムクラスの株主優待割引で25,690円ですので、15往復だと約77万円になります。これをすべてスカイコインで支払うとして、マイルに換算すると、約48万マイルです。
私は家族分と合わせて、毎月4万マイル弱は貯めることができていましたので、2014年に貯めたマイルと、2015年にSFC修行しながら貯めるマイルを合算すると、48万マイルは十分に準備できるマイル数でした。
ちなみに株主優待は「優待クロス取り」という手法を用いて取得していましたので、ほとんど経費をかけずに30枚くらいは揃えることができることを知っていました。あとは空港までのアクセスで電車代とバス代がかかるくらいでした。
以上、2014年中に日程と経費をざっくりと計算して、2015年SFC取得に向けて行動することを決意しました。
6.計画が狂う
2015年に入って、計画通り、黙々とプレミアムクラスで隔週で羽田空港と山口宇部空港を移動する日々を送っていました。
しかし、5月に入って計画が狂います。
またまた家庭の事情で、5月中旬移行、移動する予定が白紙になります。この時点でブロンズの権利一歩手前でした。
7.SFC修行にチャレンジ
やはりここまできたら最後まで完走したいと思い、色々と予定を変更し、残りのプレミアムポイントをなんとか稼ぐ計画を立てます。
できれば、ただ移動するだけの修行はしたくないので、旅行でなんとかしようと思いました。しかし、2015年はいろいろな事情があり、マイルは余っていても、日程的に何度も旅行にいくことができない状況です。
ということで、一生に一度だけ、SFC修行をすることを決意しました。(ネタにもなるし!)
それが、1泊2日のSFC修行です。
航路は
羽田空港→那覇空港→新千歳空港→(札幌で1泊)→那覇空港→羽田空港
です。
プレミアムクラスでの移動は思ったよりも快適なので、那覇空港-新千歳空港間の3時間半もそれほど苦ではありませんでした。那覇空港-新千歳空港間は1日1便しかありませんので、1泊する必要はありますが、この航路はオススメです。
この修行を行ったおかげで、9月に無事50,000プレミアムポイントに到達することができました。
8.SFC取得
長かったSFC取得の道のりも10月にすべて完了し、SFCが手元に届きました。
はじめの計画では8月中にSFCを獲得する予定でしたが、10月にずれ込んだことになります。予定外の出来事を想定して、早めに行動してよかったというのが私の振り返りです。
何度も繰り返しになりますが、SFC取得で重要なのは「計画」だと考えています。SFC取得を目指す方は、日程と予算について、しっかりと計画してみてください。
また落ち着いたら、次はJALのJGC取得も計画するかもしれません。
というわけで、私のSFC取得物語は完結です。ありがとうござました。