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現在記事を書いているのが2015年8月13日。近い将来の予測になりますが、おそらく「宿泊モニター」でマイルを貯める時代がやってきます。
※宿泊モニターとは宿に無料で招待するかわりに、宿泊レポートや宿泊写真を提出するモニターのことです。

ネットエイジア株式会社が2015年に全国30歳〜59歳のビジネスパーソン2,000人にリサーチしたリサーチ結果の中で、今後流行しそうな旅テクニックの第5位に「宿泊モニター」がランクインしてきています。

<今後流行しそうな旅テクニック>
1位:切符・旅行券でネット割を利用
2位:航空会社のバーゲン・セールを利用
3位:ふるさと旅行券を利用
4位:旅のワケありプランを利用
5位:旅の宿泊モニターになる
6位:ウェアラブル端末を使ってスムーズに搭乗
7位:マイルを貯めて特典航空券(無料航空券)と交換
8位:ソーシャル旅行サービス(トリッピースなど)を利用
9位:株主優待券を利用
10位:クチコミサイト(トリップアドバイザーなど)を利用

アンケートでここまでランキング上位に入ってきているということは、すでに結構利用している人がいるのかもしれません。

宿泊モニターのポータルサイトとしては
旅モニ
TABIMONI PREMIUM
があります。
会員数はいいペースで増加しているようです。

宿泊モニターでマイルを貯めるためには

宿泊モニターでマイルを貯めるためには、どんなサービスが登場する必要があるのでしょうか?

モニターでマイルを貯めるということでピンとくるのは、
楽しく食事をして感想を書くだけで月1万マイル貯める方法
です。

ポイントサイトは現在、リアルモニター、通販モニターが主流ですが、きっと近い将来、宿泊モニターが加わることになるでしょう。リアルモニター、通販モニターのビジネスモデルが出来上がっているので、宿泊モニターにビジネスを拡大することは難しくないと思います。しかも、ビジネスの拡大方法としても違和感がまったくありません。

多くのポイントサイトは株式会社ROIが展開するモニターシステムを利用しているため、実は宿泊モニターのサービスを株式会社ROIが導入できるかが肝になります。ROIが導入できれば、徐々にポイントサイトに展開されます。

まとめ

宿泊モニターは今後、流行する予感がするサービスです。

現在、株式会社デイリー・インフォメーションが提供する「旅モニ」「TABIMONI PREMIUM」くらいしかポータルサイトはありませんが、株式会社ROIあたりが宿泊モニターのサービスを始めると、一気に宿泊モニターがポイントサイトに広がります。ポイントサイトに広がれば、すべてマイルに交換できるようになります。今後に期待しましょう。

私はメール講座で引き続きフォローしていきます。

雑記

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ANAとJALの特典航空券の取りやすさ(予約しやすさ)の比較データはマイラーにとって非常に気になる情報です。2015年現在のマイルの貯めやすさを比較すると、感覚的にはJALのほうが特典航空券を取りやすいのは明確です。

マイルを「貯める」ことと、「使う」ことは密接に関係しているので、私も広告費を使ってFacebook等でアンケートを実施してもいいのですが、ネットエイジア株式会社が2014年、2015年にアンケートを実施していましたので、データを引用させてもらいます。30歳~59歳のビジネスパーソン1,000名のアンケートデータなので、多少偏ったデータですが非常に参考になります。アンケート対象者の男女比は7:3で、年齢は大体均等です。

ANAとJALの特典航空券の取りやすさ比較

<特典航空券が取りやすいと思う割合>

ANA JAL
2015年 55.9%[n=211] 67.6%[n=216]
2014年 60.0%[n=105] 66.7%[n=90]

データとしてN数がそれほど多くないとはいえ、注目すべきはANAの特典航空券の取りやすさの割合が減少しているということです。特典航空券が取れないのであればいくらマイルを貯めても意味がありません。マイレージのビジネスモデルにおいて、マイルの貯めやすさと特典航空券の取りやすさのバランスをとることが最も重要であるといっても言い過ぎではありません。

ANAの特典航空券の取りやすさの割合が減少した原因

ANAの特典航空券の取りやすさの割合が減少した原因の一つはANAのマイルが以前よりも貯めやすくなっていることが挙げられます。ANAマイルの流通量が増えれば増えるほど当然特典航空券予約の競争率が高まります。

マイルの膨大な流通量から考えると、大きな影響はないとは思いますが、ソラチカカード特典のポイントサイトのポイントからANAマイルへの高い交換率も多少は影響しているかもしれません。

電子マネー市場全体を見ていると、ANAもJALもマイルへの交換率は50%(1マイル=2円)が定常状態のようです。

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このようなイメージで、50%の定常状態からの上乗せ分は各種ポイント運営会社がキャンペーンなどを行い、コストをかけて交換率をアップしています。

私もANAマイルをためるためにソラチカカードを推奨しているわけで、これまでに数百人の人が私の紹介でソラチカカードを作成し、クレジットカード会社の会員増に貢献しているわけです。そして、クレジットカード会社は会員からクレジットカードの利用手数料収入を得て、その収入をマイル還元特典の一部に充てるという循環になっています。この循環がうまくまわっている限り、ソラチカカードのマイル還元特典はなくなりません。しかし、景気の影響など外部要因でこの循環が崩れることがありますので、注意が必要です。

今がANAマイルのボーナスステージだと思って、今のうちにANAマイルを貯めましょう。JALもちょっとキャンペーンが増えてきそうな雰囲気はあります。

特典航空券の取りやすさとマイルの貯めやすさのバランスをとるためには

特典航空券の取りやすさとマイルの貯めやすさのバランスをとるための施策としては

  • マイルの流通量を減らす(マイルを貯めにくくする)
  • マイルから他のポイントへ交換を促す
  • 特典航空券の取得枠を増やす

などが挙げられます。

マイレージのビジネスモデルを成長させるためには、マイルの流通量を減らすべきではありません。マイルを貯めにくくするのは最後の手段になります。

マイルから他のポイントへの交換を促す施策はANAはすでに行っていて、例えばSKYコインへ交換しやすくする制度を設けたり、様々なポイント管理会社と提携して交換を促しています。

特典航空券の取得枠を増やすのは難しい問題で、他の席を奪うか、増便するしかありません。増便するのは大きなコストがかかる話なので後回しになります。航空会社は特典航空券で席を取られるより、正規料金を払ってもらったほうが利益率が大きいので、特典航空券で予約できる席の枠を広げることには慎重になります。どれだけ空いた席に特典航空券のお客さんを入れ込むかが課題です。例えば、キャンセル待ちに特典航空券のお客さんをいれてもいいのかなと思います。優先順位は最後でいいので。

ビッグデータを解析しながら、マイレージのビジネスモデルを考えるのは非常に面白そうですね。最近流行りのデータサイエンティストの領域です。私もこの手の仕事には興味があり、大学生に戻れるなら真剣に勉強してみたい分野です。

まとめ

JALに比べて、ANAの特典航空券の取りやすさの割合は減少傾向です。(ちょっとデータ数は少ないですが)
ANAマイルの流通量が増えている(ANAマイルが貯めやすくなっている)ことが一因だと推測されます。

ANAよりも特典航空券が取りやすいJALマイルを貯めるのも一つの作戦です。

マイレージのビジネスモデルは我々がなんとかできる問題ではないので、ANAやJALに期待して、私たちはマイルをたくさん貯めて、たくさん使うことに専念しましょう。私はメール講座で引き続きフォローしていきます。

雑記

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地域活性化の施策として始まった「ふるさと旅行券」が話題です。
なんと、半額で国内旅行にいくことができます。はじめは観光客が少ない県からスタートしたようですが、現在、全国の都道府県に拡大しています。国が絡んでいるので民間にはないお得感があります。

ふるさと旅行券って何?

ふるさと旅行券は地域活性化施策として、国から各自治体に助成金が配布され、各自治体がふるさと旅行券という名目で販売している旅行クーポン券です。宿泊費や観光費用が最大50%OFFで利用できるという太っ腹。この施策は国の力をかりないと財政の苦しい自治体では不可能ですね。

基本的にふるさと納税と同じ考え方で地域にお金が落ちるので、私はこの制度を評価しています。
ふるさと納税で数万円分の肉・米・酒、そしてマイルをたった2000円のコストで獲得する方法

ふるさと旅行券を配布している自治体へ旅行するときは必ず利用すべきです。

ふるさと旅行券はどうやって買うの?

大手宿泊予約サイト(Yahooトラベル、楽天トラベル、るるぶトラベル、じゃらんなど)、旅行代理店(近畿日本ツーリスト、JALパック、日本旅行、クラブツーリズムなど)等で購入することが可能です。

ただし、発売開始して数分で数万枚が売り切れるくらいの盛況っぷりです。販売開始日は事前に告知されているので、販売開始時にはパソコンの前に座って、待機しておく必要があります。(基本的にスマホよりもパソコンで素早く購入操作するのが無難)

また、全国のコンビニでも一斉に販売されます。コンビニ端末から購入可能です。

  • セブンイレブン マルチコピー機
  • ローソン&ミニストップ Loppi
  • ファミリーマート Famiポート
  • サークルK・サンクス カルワザステーション

コンビニは宿泊予約サイトや旅行代理店よりも競争率が高く、すぐになくなってしまうようです。

最後に

マイルを貯めて特典航空券をとり、飛行機で飛んだ先で、ふるさと旅行券を使って50%OFFで楽しむと、非常にお得に旅行することができます。地方を活性化させるためには、とにかく県外、国外から人を呼び込みお金を落としてもらうことが重要です。その施策に助成金を出すのは税金の無駄遣いとは思いません。相変わらず公共事業に使いまくっているお金を少しでもまわしてほしいものです。

ふるさと旅行券を県外の人が購入、使用する場合に、県内の人が購入・使用する場合よりも割引率を高くするなど、もう少し県外からの旅行者を優遇してあげてもいいかなと思います。また、外国人の呼び込みに何か策がほしいところです。うまく海外からの観光客を呼び込んでいる自治体もありますが、下手な自治体のほうが多いので、格差が広がっています。中国をはじめ、インバウンド需要は想像以上に重要です。中国マネーは凄まじいです。

とりあえず私は皆がマイルを貯めて地方に移動(旅行)するお手伝いを引き続き行っていきたいと思います。

雑記

マイルを一生懸命貯めて特典航空券を予約したけど、突然の予定変更でキャンセルせざるを得ない場合があります。もちろん特典航空券はキャンセルして払い戻すことが可能なのですが、高いキャンセル料が発生してしまいます。JALのようにキャンセル料金を現金で支払うならまだマシですが、ANAはキャンセル料をマイルで支払う必要があります。

特典航空券キャンセル料
ANA 3,000マイル
JAL 3,000円

私も先日、突然の予定変更のため、2名分のキャンセル料6,000ANAマイルを支払い特典航空券を払い戻しました。
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この高いキャンセル料をなんとか節約できないか悪知恵を働かせたところ、100%成功するわけではありませんが、高確率でキャンセル料無しで解約する方法を思いつきました。

本記事では特典航空券をキャンセル料なしで解約する裏技(悪慈恵)を紹介します。

夏の風物詩を利用する

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裏技の答えは夏の風物詩「台風」を利用することです。

思い起こせば、2014年の台風11号がきたときに払い戻しをした経験があります。もちろんキャンセル料はかかりませんでした。(新幹線移動になってしまい、予定よりコストがかかりましたが。)

当時の記事↓
特典航空券のマイル払い戻しをしてみた

当時は実際に欠航のになったのですが、実は欠航にならなくても台風の影響が事前に予想されている場合、キャンセル料無しで払い戻し可能です。

そして、ANAの特典航空券の有効期限は国内線が発行日の翌日から90日間、国際線が旅行開始日から1年間(発券から1年以内に旅行を開始することが必要)と規定されています。JALも同様です。

特典航空券で予約していた便に乗れなくなった場合、有効期限内で台風がくる確率が高い日に予約を変更して、台風がくる日、またはその前日にキャンセルを入れればキャンセル料はかからずにマイルを払い戻すことが可能です。

特典航空券は予約する日の4日以上先の日程しか予約できないので、4日先の台風上陸を予測する必要があります。ただ、日本の台風予測の精度は比較的高いので、この裏技(悪知恵)は結構成功するのではないでしょうか。

冬も大雪で欠航することもあるので、北海道や東北、北陸に飛行機で飛ぶ場合は同じ裏技が使えます。ただ、台風のほうが比較的予測しやすいと思います。

まとめ

特典航空券でとったチケットを突然キャンセルせざるを得なくなった場合、すぐに払い戻しをすると、高いキャンセル料(ANA3,000マイル、JAL3,000円)が発生します。

特典航空券の有効期限いっぱいまでキャンセルするのを我慢して、気象状況が悪くて飛行機が飛ばない日を予測して、その日に予約を変更すれば、キャンセル料がかからずに払い戻すことができる可能性があります。

夏のシーズンは予測しやすい台風の日本上陸が狙い目です。有効期限内に台風が来なければ、おとなしく高いキャンセル料を払いましょう。

雑記

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ANAギャラクシーフライトとは貨物便として利用していた深夜の羽田〜沖縄の便の座席の一部を一般の乗客が登場できるようにしたサービスです。ANAが2014年にお試しで行ったサービスですが、かなり好評だったようで、2015年はサービスがさらに改良されました。この調子でいくと2016年以降もさらにサービスが改良され継続しそうです。

海外旅行にいくときは夜に出発して早朝早くに到着するというのはよくあるプランです。時間を有効活用して、思いっきり旅行を楽しむことが可能になります。羽田〜沖縄の搭乗時間は2時間半程度とはいえ、前後の時間を考えると4時間くらいは時間をロスしてしまいます。朝一の便で移動したとしても、観光できるのはお昼頃からです。ギャラクシーフライトのようなサービスに一定数の需要があることは容易に想像できます。

本記事では2014年と2015年のギャラクシーフライトのサービスの比較を行った後に、ギャラクシーフライトの3つのメリットと2つのデメリットについて考えてみます。

2014年と2015年のギャラクシーフライト比較

2014年 2015年
フライト時間 羽田 → 那覇 00:00 → 02:30
那覇 → 羽田 04:40 → 07:00
羽田 → 那覇 22:55 → 25:30
那覇 → 羽田 3:30 → 5:50
スキップサービス ×
自動チェックイン機 ×
ペットお預け ×
プレミアムクラス ×
PREMIUM CHECK-INカウンター × 21時まで
ANA LOUNGE × 羽田ANA LOUNGE(本館南)は21:00まで
羽田ANA SUITE LOUNGEは21:20まで
沖縄は利用不可
乗り継ぎチェックイン × 国際線、国内線からNH999便へ接続する他空港からの乗り継ぎ(スルー)チェックインは可能
沖縄空港から先の乗り継ぎ(スルー)チェックインは不可

前日に国内線からNH1000便へ接続する他空港からの乗り継ぎ(スルー)チェックインは不可
羽田空港から先の国内線への乗り継ぎ(スルー)チェックインは可能

ギャラクシーフライト3つのメリット

時間を最大限使える

l_048ギャラクシーフライト一番のメリットはやはり時間を最大限使って遊んだり、観光したりできることです。旅行初日の朝から沖縄を楽しめて、最終日の晩まで遊ぶことができます。体力のある若者にとっては非常に大きなメリットです。
仕事を夕方までしてから羽田空港に向かっても関東圏なら間に合います。

料金が安い

l_076料金が旅割60だと10,900円からと通常の運賃よりも安く価格設定されています。通常のフライトよりも多少サービスが限定されることを差し引いても、お得な料金設定となっています。
プレミアムクラスに関してはプレミアム旅割28がかなり安く設定されています。プレミアム旅割28が取れなくても、プレミアム特割でも悪くありません。

プレミアムクラス設定でSFC修行にも利用可能

2113-lang-multiSFC修行にもギャラクシーフライトは有効利用することが可能です。例えば、プレミアム旅割28は27,490円で、プレミアムポイントは2,860ポイント貯まるので9.61円/PPとなり、資金効率としても悪くありません。しかも、死ぬ気で頑張れば、金曜日の夜に出発して、日曜日の夕方に帰ってくる修行で6往復できそうです。2日+αで一気に34,320プレミアムポイント獲得することができ、修行の7割が終了します。さすがにやりたくありませんけどね・・・

ギャラクシーフライト2つのデメリット

沖縄の受け入れ体制が不十分

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搭乗する時間帯は深夜ですので、空港内外のお店がほとんど営業時間外です。羽田から搭乗する際は、時間を調整して羽田に行けばいいので問題ありませんが、到着後はホテルをとっておくか、または朝までどこかで時間を潰す必要があります。しかも公共の交通手段もありませんので、基本的にタクシーか徒歩になります。那覇から搭乗する際も深夜3時まで時間を潰せるところは中々ありません。
ANAが毎年ギャラクシーフライトを行うことを確定させれば、沖縄の受け入れ体制も整ってくると思うので、今後に期待したいところです。

SFC修行に利用する場合CAさんが同じ

imagesSFC修行でギャラクシーフライトを利用する場合、羽田発22:55→25:30、那覇発03:30→05:50を利用することになりますが、往路復路には同じCAさんが搭乗します。プレミアムクラスを利用しないなら、それほど恥ずかしくありませんが、プレミアムクラスを利用する場合、少なからずCAさんと会話します。120%顔を覚えられているのでかなり恥ずかしいですし、怪しがられます。この恥ずかしさを乗り越えてこそのSFC修行という人もいますが・・・

まとめ

ギャラクシーフライトはANAとしては面白いチャレンジです。一部の人には確実に需要があるサービスですので、2016年以降も継続してほしいと思います。そして徐々にサービスを拡充し、沖縄の受け入れ体制も整備していってほしいところです。有料でもいいので、ギャラクシーフライト搭乗者にANAラウンジを開放するだけで、相当快適なフライトになります。運営コストを考えて、ANAラウンジ内のドリンクサービス等は無しで、コスト削減してもOKですので。

雑記