SFC修行に必須のANA株主優待

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SFC修行にはANAホールディングスの株主優待券は必須です。
本記事ではANAの株主優待がSFC修行に必要な理由と、低コストでの取得方法について説明します。

なぜANAの株主優待券が必要なのか?

そもそも、
「なぜANAの株主優待券がSFC修行に必要なのか」
「ANAの株主優待券を利用するとどのくらいお得なのか」
について、説明しておきます。

ANAの株主優待券を利用するメリットは
「SFC修行のコスト」
です。

ANAの株主優待券を利用すると、国内線でSFC修行をする際のコストを大幅に下げることが可能になります。

例えば、羽田-沖縄便でSFC修行を完了する場合を考えてみましょう。

2014年1月9日6時25分発のANA993便の航空券代と獲得できるプレミアムポイントをみてみます。

運賃種別 航空券代 プレミアムポイント
(PP)
1プレミアムポイント
あたりの代金
普通運賃 ¥46,090 2,368PP 19.5円/PP
往復運賃(片道分) ¥41,490 2,368PP 17.5円/PP
ビジネスきっぷ(片道分) ¥40,990 2,368PP 17.3円/PP
特割 ¥34,690 1,876PP 18.5円/PP
株主優待割引(普通席) ¥23,190 1,876PP 12.4円/PP
プレミアム運賃 ¥52,790 3,352PP 15.7円/PP
プレミアム特割 ¥42,590 2,860PP 14.9円/PP
プレミアム株主優待割引 ¥28,340 2,860PP 9.91円/PP

上の表を見ても分かる通り、プレミアムクラスの株主優待割引運賃が圧倒的に1プレミアムポイントあたりの代金が安いことが分かります。但し、これはANAの株主優待を無料で手にいれることができた場合の計算です。

一般的にANAのSFC修行をする場合に10円/PPをきってくると、かなり資金効率がいいと言われています。10円/PPをきるために、日本からシンガポールへの路線など、海外への移動を絡めたSFC修行が提案されているほどです。

ただ、わざわざ海外に行かなくてもANAの株主優待を低コストで手にいれることができさえすれば、国内路線のみのSFC修行でも十分だと私は考えています。

それでは、次にANAの株主優待券を0円〜2,500円程度のコストで取得する方法を3つ紹介します。

私が最も推奨するのは1枚500円程度のコストで取得することができる「株主優待クロス取り」という手法です。私はこのテクニックを使って、ANAの株主優待以外にも、日本の上場企業の株主優待を大量に取得し、年間で50万円以上の利益を毎年だしています。(ANAの株主優待はその中の一つです)

実はSFC修行の費用を「株主優待クロス取り」だけですべてまかなうことも十分可能なのです。

0円でANA株主優待を獲得する方法

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最もシンプルな方法はANAホールディングスの株式を保有することです。2014年12月30日の終値で1株299.3円。ANAホールディングスは1000株単位で売買できるので、1単元あたり299,300円になります。約30万円です。1単元保有しておけば、半年に1枚、年間2枚の株主優待券が送られてきます。
複数単元保有する場合に送られてくる株主優待券の枚数は単元に比例するわけではなく次の表のようになっています。

1,000株以上 1枚
2,000株以上 2枚
3,000株以上 3枚
4,000株以上 4枚 + 4千株超過分2,000株毎に1枚
10,000株以上 7枚 + 1万株超過分4,000株毎に1枚
1,000,000株以上 254枚 + 100万株超過分8,000株毎に1枚

一度ANAの株式を購入すれば、ANAが破綻したり、株主優待制度がなくなったりしない限り、半永久的に株主優待券が無料で送付されてきます。

ただし、この手法は株価変動リスクがあります。1単元30万円の株価が50万円になることがあるかもしれませんし、10万円になってしまう可能性もあります。だから、株主優待だけが目的の場合は、この方法はオススメできません。ANAホールディングスという企業に投資したい場合のみ、ANAホールディングスの株式を長期保有するようにしましょう。配当も現在は1単元あたり4,000円はでているので、年間で1単元あたり株主優待券2枚と配当金4,000円がもらえる計算になります。

1枚500円でANA株主優待を獲得する方法

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私が最もオススメする方法が「株主優待クロス取り」という手法です。

この手法の詳細はkabu.com証券の解説ページが非常にわかりやすいので、ここでわざわざ説明するよりも、そちらを参照してください。

この手法を用いれば、ほぼノーリクスでANAの株主優待を1枚500円くらいのコストで大量に取得することができます。1つ目の手法のような単純にANAの株式を取得する方法だと、株価変動リスクがあります。しかし、優待クロス取りという手法は、完全に株価変動リスクがないのが特徴です。

必要コストは手数料と金利(株式を借りる際の金利)だけで、その手数料と金利がANAの株主優待1枚あたり500円というわけです。ただし、一時的に株式購入分の資金は必要になります。1枚取得したい場合は約30万円、4枚取得したい場合は約120万円が一時的に必要になります。証券会社に入金して、約5日後には手数料と金利を引いて、銀行口座に戻すことができます。

優待クロス取りでANAの株主優待を取得するチャンスは3月末と9月末の年2回です。例えば、2015年の場合は3月26日(木)、9月25日(金)の権利付き売買最終日にツナギ売りの取引を行い、翌日に決済を行うだけでANAの株主優待を取得することができます。

この手法をマスターして欲しい最大の理由は、取得できる株主優待がANAだけではないからです。JALの株主優待も取得できますし、他の企業の株主優待を取得することも可能です。私は自分で使用するものだけではなく、高値で売却できるものを取得して、オークションやチケットショップで売却して利益をだしています。年間で大体50万円〜100万円の利益がでています。(利益は資金量によります。単純に資金が多ければ多いほど多くの利益がでる仕組みです。)
10万円で売却できる株主優待をポイントタウンを経由して、ヤフオクで売却すれば、それだけで675マイル獲得することができたりもします。

実はSFC修行に必要な資金くらいでしたら、この手法でだした利益ですべてまかなうことが可能なのです。株式取引をしたことがある人でしたら、まったくハードルが高くありませんし、株式取引をしたことがない人も勉強してマスターするだけの価値がこの手法にはあります。

優待クロス取りをマスターする上で必ず必要になってくる証券会社は次の3社です。

  • kabu.com証券
  • 松井証券
  • SBI証券

優待クロス取りでリスクをなくすポイントとなってくるのが、「一般信用売り」が可能な証券会社であること。kabu.com証券と松井証券はこのサービスをすでに提供しています。そして、SBIは2015年から一般信用売りのサービス提供を発表しています。

kabu.com、松井証券、SBI証券はすべてハピタス、GetMoney!等のポイントサイト経由で口座開設するようにして、しっかりとポイントの取りこぼしがないようにしましょう。

1枚2,500円でANA株主優待を獲得する方法

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何も考えずに株主優待券を購入したいなら、ヤフオクです。

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ANA株主優待券の相場は値下がり傾向で、2015年1月現在、1枚2,500円前後で取引されています。(一時期は4,000円以上だったので随分値下がりしました。)
SFC修行のコストにこだわらないなら、ヤフオクで購入するのがリーズナブルです。ハピタス経由でヤフオクを利用すると1%ポイント獲得できるので、忘れずにハピタスを経由するようにしましょう。

ちなみにプレミアム株主優待割引で航空券を購入した場合、株主優待に2,500円のコストがかかったとすると、1プレミアプポイントあたりの代金は10.91円/PPとなります。それほど高くはありません。

最後に

本記事ではSFC修行にANAの株主優待券が欠かせないことと、ANAの株主優待件を低コストで取得する方法について説明してきました。

特に「株主優待クロス取り」は単に低コストでANAの株主優待を取得することに留まらず、SFC修行に必要な資金を獲得することができる強力な手法です。ぜひマスターしていただければと思います。

SFC修行全般に関しては次の記事も参考にしてください。

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