ANAPhoneで本当にお得にANAマイルが貯まるのか

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ANAとソフトバンクパートナーズとソニーモバイルコミュニケーションズが提携して、「ANA Phone」を発表しました。

ソニーモバイルのAndroid端末「XperiaXZ」をANA仕様にカスタムして、MVNOを展開するソフトバンクパートナーズのサービスとしてリリースされると思われます。

コンセプトは悪くありませんが、本当にANAマイルが貯まるのか、気になるところです。

本記事ではそのあたりをみていきましょう。

ANA Phoneのビジネスモデル

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ANA Phoneでマイルが付与される仕組みを図示しました。

このビジネスモデルを仕掛けたのはMVNO事業を手掛けるソフトバンクパートナーズでしょう。

MVNOについては今更説明する必要はないかもしれませんが、軽く説明しておきます。

日本のモバイル回線はほとんどドコモ、au、ソフトバンクが独占しています。そのドコモやauやソフトバンクから回線を借りて、通信事業を行う会社がMVNO会社です。格安SIMとか言われているものと、ほぼ同じ意味です。MVNOのメリットは「低コスト」以外にありません。借りた回線にユーザをどれくらい詰め込むかで、通信の質は決まります。安ければ安いほど、ユーザを詰め込んでいるので、通信の質は下がります。「低コストこそ正義」という人はMVNOは素晴らしいサービスとなります。

ソフトバンクパートナーズはソフトバンク系列ですので、当然、今回のANA Phoneもソフトバンク回線を利用したサービスとなります。

ソフトバンクパートナーズはソニーモバイルコミュニケーションズからXperiaXZの供給を受け、Android OSをカスタマイズして、ANA Phoneに仕上げています。軽くカスタムしているだけなので、それほど難しい話でも、開発コストのかかる話でもありません。

そして、ソフトバンクパートナーズはANAと提携して、ANAからマイルを購入し、ユーザのサービス利用実績に応じて、ANAマイルをユーザに付与します。

非常に簡単なビジネスモデルです。

問題はユーザにとって、本当にお得にマイルが貯まるのかですよね。
次はそれをみていきましょう。

ANA Phoneでお得にANAマイルは貯まるのか

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「2年間で最大34,400マイル」と大きく宣伝しています。

しかし、実態は

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2年間で34400マイル貯めるためには、30GB契約をして、2年で5回ANAに搭乗する必要があります。しかも、通信料は月額11,000円。2年で264,000円となります。そもそも30GBなんてヘビーユーザでない限り使いません。

低コストが正義のMVNOでこの価格設定は相当強気です。ユーザメリットと価格を比較してユーザがどう判断するかですね。

ポケモンGOを運営するNiantecと組んだMVNO会社のほうがユーザメリットを出せていると思います。ポケモンGOは明らかにデータ通信量が多いので、ポケモンGO利用分の通信量を無料にするプランを打ち出したMVNO会社はセンスがあります。流行り物に乗った便乗商法ですが、MVNOはレッドーオーシャンビジネスですので、時代にのった流動的なビジネスを展開することは重要です。

結論と提案

普段生活やビジネスの中で最も重要といっても過言ではないスマートフォンをANA Phoneにするメリットは感じられない、というのが私の結論です。圧倒的にお得にマイルが貯まれば話は別ですが、ANA Phoneを使うメリットとしては非常に弱いです。

私としては、普段の生活でもビジネスでも、スマートフォンはどうしても妥協できないので、MVNOは選択肢から外しています。MVNOを利用しなくても、ポイントサイトを利用すれば、実はドコモを相当お得に利用できるようになっています。

これです。

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ポイントタウン等のポイントサイトから交換できるdポイントはドコモの通信量や端末代に使うことができます。
しかも、dポイントは毎年、1年に1回、夏から秋にかけて、交換率25%アップキャンペーンを開催します。このキャンペーンのタイミングで、1年分、2年分の通信量や端末代に使うポイントを交換してしまうのです。

私も先日交換しました。

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ポイントタウンのポイント10,000,000ポイントです。ポイントタウンは20ポイント=1円の価値ですので、500,000円分のポイントです。これが25%増量されるわけですから、625,000円分のdポイントとなります。現金に交換するよりも、125,000円分もお得に交換できました。2年分のドコモの通信量と端末代を夫婦2人分です。

2年後にまた25%増量キャンペーンが実施されていたら、交換する予定です。

ポイントサイト運営会社がMVNO事業を行えば、結構契約者が増えると思うのですが。ハピタスあたりが、MVNO事業で一発当てて、マザーズに上場してくれないかなぁ、と思っています。会社規模的には、ポイントタウンを運営するGMOメディアか、げん玉を運営するリアルワールドが始めるかもしれません。

ポイントタウンでポイントを貯めておいて、1年に1回のキャンペーン期間中にdポイント交換、は非常にオススメのポイントの使い方ですので、ぜひ検討してみてください。特にドコモで回線を契約している方には。

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