衆院選2014から考える日本の将来

いよいよ衆院選2014の投開票日ですが、皆さん投票に行かれましたか?

選挙に関しては様々な意見があり、ヘタなことをいうと反発もすごそうですが、私が主張したいのは1点だけです。

日本はなかなかデフレから脱却できないし、少子高齢化も進んで、一体どうなるんだ、と不安に思っている人も大勢いるでしょう。その日本をよくするために政治も動いているわけですが、今の選挙の構造をみれば、日本はいい方向に向かうことは難しいと思います。

何よりも先に改善しないといけないのは、
年齢別の投票率
ではないでしょうか。

年齢別の投票率を見てみましょう。

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このグラフをみてみると分かる通り、20代、30代の投票率が悲惨なことになっています。

もう一つ、日本の人口ピラミッドをみてみましょう。

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この2つのグラフから分かるのは、日本は
「20代、30代の意見は反映されにくい国である」
ということです。

選挙は票取り合戦なわけですから、人口と投票率が大きい人に響くことをメインの政策で打ち出さないと勝てません。政治家も命をかけて戦うわけですから、勝ちにいきます。

「子育てしやすい社会」にしようと思っても、大きな票をもっている人たちが子育て層を卒業しているわけですから、どうしても「老後も安心して過ごせる社会」が優先されます。

こんなことをいうと、
「いやいや、両方大事だ。両方考えていかないといけない。」
と、言われるわけですが、キレイごとです。

20代、30代の意見が反映されにくい構造を改善しない限り、変わることはないでしょう。

しかし、いくら若者に、
「選挙に行こう」
と言っても、なかなか改善されるものではありません。

だから、新しい仕組みを導入して、意図的、計画的に改善していくべきだと思います。

まず、投票率を上げるだけなら、
インターネット投票
を導入してもらいたい。

ITバブル以降、急速にITが進化してきました。

サービス業が急速に増え、アメリカのGDPは間違いなく、ITが引っ張りました。では、日本のIT技術が遅れていたかというと、そんなことはありません。今、スマホがiPhone発で普及してきましたが、スマホの前身は日本のガラケーです。i-modeは世界が注目する技術でしたし、スティーブジョブズも認めていました。世界が日本のIT技術を学んでいたのです。

それなのにGDPはこれほど差がでています。

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結局、日本はIT技術がアメリカから遅れているのではなく、
「グレーなことはすぐに禁止する文化」
を持っているのが、ITの普及を抑えました。

選挙期間中にホームページを更新していいのか、更新してはいけないのか、というくだらない議論を未だにしているほどです。

ネット投票には色々と課題も多いと思いますが、
「グレーなことが発生するリスクがあるからやらない」
というのは結果的に失うものも多いということです。

そうはいっても、投票率というのはすぐに改善されないもの。

だから、例えば、
年代別の投票率に応じて、一票の重みを変える
という、大胆な法改正はどうでしょう。

20代の投票率が30%で、60代の投票率が60%だったら、一票の重みを倍半分にする、という考え方。

若者で投票に行っている人は、日本を変えてほしいと思って投票にいっているのに、今の構造では意見が反映されません。

かなり即効性がある施策だと思いますがいかがでしょう?

さて、最後に我々のマイレージの話ですが、ANAを始め、業績優良な企業はお客さんの声をよく聞いて、日々改善を繰り返します。幸い、ANAはTwitterやFacebookなどのSNSを始め、ITを積極的に活用している企業です。ANAは我々の声が届く企業だと思いますので、改善してほしいことは積極的に伝えるようにしましょう。

昨日、ふらっと本屋に寄ったら、ANAの内情を紹介する本が発売されていたので、購入しました。面白かったら、また改めてレビューします。

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